思考と感情は脳内で分離されているわけではなくて、脳全体で構築される。

「思考と感情は脳内で分離されているわけではない。金銭を盗もうとする欲望も、それを押しとどめる決意も、いくつかのネットワークの相互作用を通して脳全体で構築される。何らかの行動を起こす時、それが自動的なものに感じられようが熟慮されたものに感じられようが、脳内では、行動や経験を決めるために一斉に発せられっては競い合う、さまざまな予測の嵐が常に吹き荒れている。」引用:情動はこうしてつくられる/リサ・フェルドマン・バレット

脳は常に経験や記憶などから予測をして物事の感じ方を決めていますし、色々な要素が相互的に作用して行動を決めているそうなのです。なので、単一の理由で行動が決定する事は考えにくいといいます。

熱いヤカンに触った時に自動的に手を引っ込める「反射」とは訳が違うのですね。
「つい、カッとなって…〇〇しちゃった…」なんて事は実はあり得ないことなのか…!と思いました。
サスペンス番組を見た時にオイオイ!って突っ込む場面が増えそうですね…!(笑)

ところで「痛み」を予測して作り出しているのも脳です。
家具に足をぶつけた時、ぶつけた事による単一の要素で
痛みを感じるのではなく、
実は、脳の中で今までの経験や情動などとミックスされた後、
「痛み」という極めて個人的な感覚が出力されます。

この脳と直接つながる末梢神経・皮神経に働きかけ、脳からの出力である「痛み」「筋緊張」「血流」などを変化させるのがカナダ生まれの神経ケア、DNM(デルモニューロモジュレーティング)です。

「痛み」の根本は脳を含めた神経系。
DNM(デルモ)は京都で唯一のDNM  JAPAN認定セラピストがいる
あんのん徒手療法室で受けることができます。
JR太秦駅、京福電車常磐駅から徒歩8分。詳しくはご予約のページからご覧ください。

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