「ちょっとくらい痛くても耐えられます」が良くない点

「楽になるなら、ちょっとぐらい痛くても大丈夫」と考える方がもしかしたらおられるかも知れません。実は「痛い」という感覚がある時点で痛みを余計に複雑にさせる刺激を与えている可能性があります。

その時は痛みも改善し、「スッキリ!」した気がしますけれど、それはDNICといった身体の痛みが一時的に軽減する仕組みが働いていることがほとんどです。結局身体には痛めつけられた負担だけが残ってしまいます。また、逃避反射が働いて筋肉も余計固くなるし「痛い」記憶を強化する可能性があります。

特に痛みを軽減させるためのアプローチではこの逆をやっていく方が得策だと考えています。
やさしい刺激でアプローチすることや、
「痛みの記憶」をどうやって減らしていくか…
を考える方がその方法として妥当だと考えています。

関連記事

  1. 「動かすと痛い」という体験。

  2. 神経可塑性(しんけいかそせい)

  3. 更新された情報を活用したいですね。

  4. 痛みを感じている時

  5. 首を回旋させると痛む?

  6. 神経系が関わっていないと何も起こらない。