変形性膝関節症と歩行。

変形性膝関節症やそのリスクがある方と歩行についての研究を見つけてきました。

「膝OAの患者または膝OAのリスクがある人々のコホート内で、7日間の歩行を1日あたりの歩数として客観的に測定しました。」
「1788 人の参加者 (平均年齢 67 歳、平均 BMI 31 kg/m 2、女性 60%) では、1 日あたり 1000 歩増えるごとに、パフォーマンスベースの自己報告による機能制限が 16% および 18% 減少しました。」
より多くの歩行は、2 年間の機能制限のリスクの低下と関連していました。1 日 6,000 歩以上歩くと、膝 OA のある人やそのリスクがある人の機能制限の進行を防ぐための歩行活動レベルの予備的推定値が得られます。」
引用:Daily walking and the risk of incident functional limitation in knee OA: An observational study Daniel K. White, PT, ScD, MSc,Catrine Tudor-Locke, PhD, Yuqing Zhang, DSc, Roger Fielding, PhD, Michael LaValley, PhD, David T. Felson, MD, MPH, K. Douglas Gross, DPT, ScD,Michael C. Nevitt, PhD, Cora E. Lewis, MD, MSPH, James Torner, PhD, and Tuhina Neogi, MD, PhD

 痛みをこらえながら歩くのは当然、避けなければいけないことだとして。
症状が改善した後でも歩くと「膝の軟骨が減るから歩かない」と考えている方や「歩行はリスクだ」と感じている方にとっては考え方が変わる
可能性がある結果だと思います。

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