「要は、かけがえのない自分の人生を、いかに精一杯生きたかが問題で、それが幸福かどうかは二の次ではないか。あるいは一般に幸福と言われていることは、たいしたことではなく、自分自身にとって「幸福」と感じられるかどうかが問題なのだ。地位も名誉も金も何もなくても、心がけ次第で人間は幸福になれる。」
引用:河合隼雄/幸福論/PHP研究所
以前にある方におすすめしていただいて読んだ書籍です。
各々が懸命に生きていると思うのですが、その中で他人の状況を自分より幸せだとか不幸せだとか
評価するのも、考えてみれば滑稽な話だと思います。そんなことよりも今「自分自身」にとっての
幸福に目を向ける方が楽しい時間は増えそうな気がします。SNSが普及して、何かと他人の価値観が
見えすぎてしまう分、その他人の眼鏡をかけたまま物事を見てしまう気がしますので、何とか
忘れないようにしたい感覚だと思います。